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 追突事故を起こしながら飲酒運転の発覚を免れるために逃走したとして、奈良県警は29日、ソチ五輪スノーボード男子ハーフパイプ銅メダリストの平岡卓(たく)選手(24)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで奈良地検葛城支部に書類送検し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。

 交通指導課によると、平岡選手は9月29日午前9時55分ごろ、奈良県葛城市新庄の県道で乗用車を運転中、軽乗用車に追突。はずみで軽乗用車が近くの公園の駐車場にいた人をはねるなどし、軽乗用車を運転していた女性(40)と4~85歳の男女計6人に打撲などの軽傷を負わせたのに、飲酒運転の発覚を逃れるために逃走した疑いがある。県警は軽乗用車の女性についても、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)容疑で書類送検した。

 今月16日に取材に応じた平岡選手の代理人弁護士によると、平岡選手は事故前日の28日に大阪府内で友人と飲酒し、翌29日午前4~9時ごろに仮眠した後、同県御所市の実家に向かう途中だった。事故後に呼気から基準値以上のアルコールが検出されたという。

 平岡選手は2014年のソチ五輪で、スノーボードで日本勢初となる銅メダルを獲得。昨年の平昌(ピョンチャン)五輪にも出場したが、13位で予選敗退した。