国連難民高等弁務官を務めた緒方貞子さんの葬儀が29日午後、東京・田園調布の教会で営まれた。静かに降る雨の中、参列者は緒方さんの死を悼んだ。

 親交が深かった上皇后美智子さまは午後0時半ごろ、非公式に弔問に訪れた。車は白バイに先導され、周辺は警察官によって一時的に通行止めとなった。滞在は、葬儀が始まる前の10分ほどだった。参列者によると、葬儀には約100人が出席。国連難民高等弁務官の追悼メッセージも紹介されたという。

 参列者からは、緒方さんの人柄をしのぶ声が相次いだ。

 いとこで数学者、桜美林大学教授の芳沢光雄さん(67)は「質素な葬儀でした。彼女の意思にもとづくものだったと思います」と話した。緒方さんについては「弱者の立場で、積極的に行動された。しかも謙虚だった。紛争や対立、格差の問題に前向きに立ち向かう勇気を与えてくれた。素晴らしい人、日本の誇りです」と振り返った。

 家族ぐるみで親交のある織田和…

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