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 国連難民高等弁務官や国際協力機構(JICA)理事長として活躍し、世界各地の難民の支援に力を尽くした緒方貞子さんの死去を受けて、国連の「人間の安全保障委員会」で緒方さんと共同議長を務めたハーバード大学教授のアマルティア・セン氏(85)が29日、朝日新聞の取材に応じ、「彼女の逝去は、日本のみならず世界にとっても大きな損失だ」と悼んだ。

 インド人のセン氏は1998年、アジア人として初めてノーベル経済学賞を受賞。貧困や不平等の原因を理論づけし、「経済学の良心」とも呼ばれる。

 「人間の安全保障」は、人間の生存や尊厳を脅かす全ての脅威を包括的に捉えて対処しようとする考え方のことだ。緒方さんはこの考え方を国際社会に広く普及させようとして、2001年、コフィー・アナン国連事務総長(当時)に関連委員会の設置を提言。アナン氏が同年、「人間の安全保障」委員会を発足させると、緒方さんは03年までセン氏と共同議長を務めた。

 セン氏は当時を「彼女はいつも自分の仕事に対して一生懸命だった。『人間の安全保障』を前に進めたい、より理解を促したいと、多大な尽力をしていた」と振り返る。

 セン氏によると、緒方さんは国…

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