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 2020年東京五輪・パラリンピック開催まで1年を切った状況下で、国ぐるみのドーピング問題が再燃したロシアに関連する問題が、次々と浮上している。米マイクロソフト(MS)は28日、ロシアのハッカー集団が世界の反ドーピング機関やスポーツ団体に不正アクセスしていた事実を公表した。さらに激化する危険性を考え、同社は広く注意を呼び掛けている。

 MSのトム・バート副社長(顧客セキュリティー・トラスト担当)が28日、同社のブログで明かした内容は衝撃的なものだった。すでに対応は施したとしつつ、「3大陸の少なくとも計16のスポーツ団体や反ドーピング機関が、サイバー攻撃の標的になっていた」。大半は失敗に終わったが、不正アクセスされたケースもあったと報告した。

 サイバー攻撃を仕掛けたのは「ファンシーベア(幻想的な熊)」。16年リオデジャネイロ五輪後に、世界反ドーピング機関(WADA)が管理していた選手のドーピング検査履歴など機密情報を流出させた集団だ。

 米国の選手ではテニス女子のセリーナとビーナスのウィリアムズ姉妹や、体操女子のシモーン・バイルス、日本選手では卓球女子の福原愛らも被害に遭った。WADAは当時ロシアのスパイハッカーによる犯行の可能性を指摘したが、ロシア政府は関与を否定している。

 今回の犯行がロシアのドーピン…

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