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 京都府舞鶴市の海上自衛隊舞鶴基地で今月、職場体験で訪れた男子中学生2人に掃海艇「すがしま」の機関砲を操作させていたとして、市教職員組合が事実確認の調査や職場体験の中止を求める要望書を市教委に出した。「人を殺傷する能力のある銃器が公教育の場で使用され、断じて許されるものではない」としている。一方、市教委は「安全性は十分に確認しており、問題ない」としている。

 海自舞鶴地方総監部によると、今月3、4日の2日間、市立中学校の2年生の男子生徒2人を職場体験として受け入れた。中学生2人は掃海艇を見学し、機雷を除去するために装備されている機関砲操作の模擬体験をした。向きを手動で変えたり、レバーをひいて銃身を回転させたりした。実弾は入っていなかったが、薬莢(やっきょう)は排出させたという。

 同総監部は今年度、この学校のほかに3校から職場体験の中学生を受け入れたが同様の行為はなかった。同総監部は「我々が働いている現場を理解して頂くもの。安全を確保しており、問題はなかった」としている。

 市教職員組合は17日、市教委に対し、事実確認の調査や海自での職場体験の中止を求める要望書を提出した。

 市教委は「実弾は入っておらず、安全性を十分に確認したうえでの活動なので問題はないと認識している」としている。(大久保直樹)