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 金のトレーダーとして多額の収入を得ていたのに赤字を装い、約3千万円を脱税したとして、大阪国税局が神戸市須磨区の無職男性(81)を所得税法違反の疑いで神戸地検に告発したことがわかった。重加算税などを含む追徴税額は約3800万円という。

 関係者によると、男性は年金を受給しながら金の先物取引で収入を得ていた。2015~17年の3年間で計約2億500万円の所得があったのに赤字として申告し、約3千万円を脱税した疑いがある。株の取引で損をしたように装ったり、「情報料」として架空の経費を計上したりしていた。こうして得た利益は、預貯金や新たな金の取引の資金に充てていたという。

 男性は取材に「これまでにつぎ込んだ資金も大きく、昔の損金もあったので、(不正な申告を)してしまった。でも税務調査中に取引で大損して多額の借金を抱えてしまい、今は生活が苦しい」と話した。(大部俊哉)