[PR]

 大阪市旭区の弥生~古墳時代の集落遺跡で、角が生えた動物か人間の顔とみられる装飾が施された土器(5世紀中ごろ)がみつかった。専門家は、朝鮮半島や中国東北部の古墳壁画に描かれた獣面の鬼神と似ていると指摘し、古墳時代の人々の信仰を読み解く貴重な資料となりそうだ。

 市文化財協会が昨年7~8月、マンション建設に伴って発掘調査を実施。カップ型の直径約10センチの須恵器(すえき)(高温で焼成した硬質の土器)が出土。半分に割れ、取っ手部分は欠けていたが、その付け根の上部に長さ約2・7センチの面長の顔が装飾されていた。額が隆起し、頭の左右からは2本の角が伸び、指でつまんで鼻筋をつくり、目や口、鼻の穴をへらで表現したとみられる。同協会によれば、こうした装飾が付いた須恵器は国内では6世紀ごろに盛んになるが、5世紀中ごろでは異例という。

 同協会の南秀雄・専務理事によ…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら