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 クモの糸は鋼鉄よりも強度があり、ナイロンよりも伸縮性がある。欧米の企業などが競って人工的に再現しようとしたがうまくいかず、「夢の繊維」と言われていた。山形県鶴岡市で活動するスパイバー代表、関山和秀さん(36)はその夢に挑戦し、15年かけて実用化にこぎつけた。医療、建築、宇宙開発……。幅広い分野で応用への期待が高まる。

 この素材の名は「ブリュード・プロテイン」。クモの遺伝子の解析を元に、用途に応じたアミノ酸の配列を持つたんぱく質を作り出せる遺伝子を独自技術で合成。この遺伝子を注入した微生物による発酵で、たんぱく質を作れるのだ。このたんぱく質を精製して繊維にする。

 今年6月、パリ・メンズコレクションで日本発の人気ブランド「サカイ」がこの糸を使った素材のTシャツを発表。オートクチュールコレクションでも「ユイマ・ナカザト」がシルクサテンのように織り上げた生地を全作品に使った。

 サステイナブル(持続可能)なもの作りが問われているファッション産業界にとって、石油由来ではない画期的な新素材として注目されたようで、最近は欧州の「僕でも知っている有名ブランド」(関山さん)からもオファーが相次いでいるという。

 素材誕生のきっかけは、環境情…

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