「ゴルフ税は国家の恥」族議員ら気勢 五輪を前に妥協案
西山明宏
金持ちの娯楽か、万人が楽しむスポーツか。ゴルフをめぐるそんな価値観のせめぎ合いが、永田町を舞台に熱を帯び始めた。俎上(そじょう)に載せられているのは「ゴルファーへの課税」である。
省庁が来年度予算の概算要求をまとめる8月下旬、スポーツ庁次長や日本ゴルフ協会幹部らが衆院議員会館の一室を訪れた。
「何とか一歩進めるため、今年はこの案でお願いできませんか」。硬い表情で頭を下げる次長らの予想外の言葉に、超党派ゴルフ議員連盟会長の衛藤征士郎・元衆院副議長(78)は一瞬、言葉を失った。
次長らが持参したのは、ゴル…
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