サケの遡上、岩手でピーク 台風にも川の流れにも負ケズ

諫山卓弥
【動画】産卵のために矢作川を遡上したサケ=恵原弘太郎撮影
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 本州一のサケの漁獲量を誇る岩手県で、産卵のためのサケの遡上(そじょう)がピークを迎えている。陸前高田市を流れる気仙川の支流、矢作川では、赤や黒のまだら模様に染まったサケが、流れに逆らいながら産卵する姿が見られた。

 岩手県では、10月の台風19号の影響で県内のサケの捕獲・孵化(ふか)施設に被害が出た。同市の広田湾漁業協同組合によると、気仙川でも河口近くにある捕獲場の杭が流失し、網が張れなくなったという。復旧工事を進め、2日にサケを捕らえる網を再び設置した。

 同漁協の福田正昭企画指導課長は、「漁を再開し、人工放流できるだけの稚魚を確保したい」と話している。諫山卓弥

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