第二種電気工事士の技能試験、6人に合否判定ミス

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 経済産業省は30日、住宅の電気設備工事をするのに必要な国家資格「第二種電気工事士」の7月にあった技能試験で、埼玉県広島県で受験した計6人に誤った合否判定をしていたと発表した。試験を実施する電気技術者試験センターがすでに6人に正しい結果を通知し、それぞれ正しい判定結果が適用される見通し。

 センターが合否判定の機械化を進めるために過去の試験結果を確認していたところ、誤りを見つけたという。合格者4人を不合格、不合格者2人を合格としていた。経産省は24日に報告を受け、25日からセンターに立ち入り検査を実施。いずれもセンターの従業員の書類の記入ミスが原因で、確認可能な過去1年分で同様のミスはなかったという。30日に電気工事士法に基づきセンターに再発防止を指示した。

 経産省によると、合否判定のミスは試験がいまと同じ形式になった1984年以降で初めてという。

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