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 台風21号に伴う記録的な大雨で、千葉県市原市では土砂崩れに巻き込まれた女性が死亡した。助けようと夫が声をかけ続けたが、願いは届かなかった。

 「パパ、苦しい」

 市原市郡本3丁目の自営業、吉野寛さん(57)は、妻きよ子さん(57)の声が耳に残っている。

 激しい雨が降り続いていた10月25日午後3時ごろ、仕事中に携帯電話が鳴った。「家の裏のがけから茶色い水がずっと流れている」。自宅のきよ子さんからだった。家に帰り、雨が弱まると、一緒に家の裏で流れ出る泥水の通り道を作り始めた。

 午後4時ごろ。がけがミシミシと音を立て、竹が小刻みに揺れ始めた。「これ、崩れるんじゃない。早く逃げた方がいい」。きよ子さんの言葉で家の前に回った。がけが崩れたのは、その数十秒後だった。

 「挟まれた」。逃げたと思って…

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