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 那覇市の首里城の正殿などが焼けた火災で、沖縄県警と市消防局は1日、現場の実況見分を始めた。出火元とみられる正殿の焼け跡を中心に現場を詳しく調べ、出火原因の特定や、火が急激に燃え広がった要因の究明をめざす。

 現場には午前10時前後に、県警が約80人、消防は総務省消防庁の7人を含め二十数人が入った。広範囲にわたって焼けており、実況見分は時間がかかるとみられる。

 「首里城跡」は他の史跡とともに世界遺産に登録されており、文化庁の調査官4人も入った。地下遺構などが被害を受けていないか調べるという。

 市消防局の発表では、正殿と北殿、南殿・番所が全焼し、ほかに奉神門(兼事務所)、書院・鎖之間(さすのま)、黄金御殿(くがにうどぅん)、二階御殿(にーけーうどぅん)も延焼した。被害を受けた計7棟の延べ面積は計約4830平方メートルで、うち約4200平方メートルが焼けた。警備員の目撃情報などから、消防は正殿内部から出火したとみている。