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 梅の名所として知られる水戸市の偕楽園の入園が、1日から有料になった。県外からの来園者が対象で、大人300円、子ども150円。年間の来園者の半数が春の「梅まつり」期間に集中しており、通年の集客を狙う県が、有料化を表明していた。

 偕楽園は1842年、水戸藩主だった徳川斉昭が「領民の憩いの場に」と築いて以来、無料開放されてきた。今後も県民は、「梅まつり」期間をのぞき、無料で入れる。県は、入園料を活用し、休憩所の整備や参道エスカレーターの設置などを図るとしている。6月には周辺の観光振興計画の策定を「星野リゾート」(長野)に委託した。

 この日は、午前9時に開門されると、県職員や水戸観光協会の職員らが入り口4カ所で入場券や身分証を確認した。毎週偕楽園に来るという市内の無職元呑(もとのみ)忠さん(79)は「他県から来てくれる人に、お金を払う価値があると思わせる場所にしてから、有料化すべきだ。先走りすぎじゃないか」と話した。