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 災害の際、避難所でうまく意思を伝えられない障害者や外国人を想定し、兵庫県加古川市は、円滑にやり取りができるコミュニケーション支援ボードを作った。今月上旬までに72カ所の指定避難所に2部ずつ備える。

 ボードは厚紙のA3判二つ折り。「いたい」「くるしい」「けがをした」といった体調や、「たべたい」「くすり」など望んでいること、困っていることを、挿絵を指さして示せるようになっている。英語や中国語でも表記し、避難者の名前や住所、電話番号も書いてもらい確認できる。

 障害者やその家族、有識者らでつくる「市手話言語及び障がい者コミュニケーション施策推進委員会」が検討施策の一つに挙げ、市は知的障害者の家族団体などの意見を参考にボードの内容を決めた。

 市の担当者は「こうしたことに配慮することで、避難所での様々な要望に応え、少しでも不安を取り除いてもらえるようにしたい」と話している。(中村尚徳)