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 世界文化遺産の日光東照宮(栃木県日光市)に昨秋、ニュージーランド政府から寄贈された白馬「光丸(コーマル)号」が神馬(しんめ)となったことを奉告する神事が1日、ニュージーランドのピーターズ副首相(74)らが参列して行われ、一般にも披露された。来年から「百物揃(ひゃくものぞろい)千人武者行列」などの祭事に登場する。

 光丸号は、11歳のオスで高さ約155センチ。東照宮の神馬は現在2頭。神馬制度は、徳川家康が関ケ原の戦いで乗った白馬にちなみ、1617(元和3)年の創建から続く。明治以降は皇室からも寄贈され、先の大戦で途絶えたが1972年に復活した。

 ニュージーランドからの寄贈は77年から。同国首相が東照宮を訪問した際に当時の神馬が同国産と知り、日本への友情の証しとして贈ったのが始まりだ。光丸号で4頭目となる。

 ピーターズ副首相は「ニュージーランド国民が末永い友情を望んでいることを伝えられて光栄だ」と述べた。稲葉久雄宮司(79)は「ニュージーランドと日本の架け橋として立派に神様に仕えてもらうことを願っています」と謝意を伝えた。(梶山天)