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 「糖質を抑えながら、おいしいご飯が食べたい」。そんな願いをかなえようと、三重県の伝統工芸「萬古(ばんこ)焼」を製造する窯元「スタジオノア」=同県四日市市=と、ヘルスケアメーカー「アメイズプラス」=名古屋市中村区=が、糖質を約17%カットできる炊飯土鍋「気づかう土鍋」を共同開発した。おいしさとヘルシーさの両方を兼ね備える。衰退する地場産業の再浮上にも期待がかかる。

 「糖質カットという新機能を土鍋に加えることで、健康志向の新たな顧客の獲得につながるのでは」。約1年前、四日市市出身のアメイズプラスの山本良磨社長(41)が、知人を通して紹介されたスタジオノアに共同開発を持ちかけた。山本社長には「ふるさとに活気を取り戻せないか」という思いが強かったという。

 国内の土鍋シェア8割を占める萬古焼だが、後継者不足や原材料の急騰などにより、30年ほど前の全盛期は207カ所あった窯元が、現在は58カ所まで減少。厳しい経営状況にスタジオノア3代目の安藤友一さん(48)も危機感を募らせ、山本社長の熱意もあって試作品づくりが始まった。

 すでに市販されている糖質カット炊飯器の仕組みを参考に、水に溶け出した糖質を集めて捨てることにした。紙皿などを鍋の中に置く方法などを試したがうまくいかなかった。そこで、土鍋特有の熱対流に着目。糖を含む重湯が沸騰して上昇し、4カ所の穴を通って、シリコンゴム製の中ぶたにたまる仕組みにたどり着いた。

 土鍋は外径と高さともに約18…

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