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 ニュージーランド(NZ)の試合前の踊り「ハカ」に、ウェールズはどう対抗するのか――。ラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会で1日にあった3位決定戦は、試合前に注目が集まった。

 きっかけは10月26日の準決勝。それまでNZのハカに対しては、横一列に並んで静かに見守ったり、にらみつけたりするチームが多かった中、イングランドは「V字」の陣形で迎え撃った。この「奇襲」に会場は盛り上がったが、一部の選手がハーフウェーラインを越えたという理由で国際統括団体ワールドラグビーから罰金を科された。試合はイングランドがNZに19―7と快勝した。

 果たして、ウェールズはどうするのか。ガットランド監督は30日の記者会見で「(対策が)頭をよぎったこともない。ウェールズの(頭文字の)『W』にするかもね」と冗談を言っていた。

 迎えた3位決定戦。NZは今大会で代表を引退する主将のリードが先導役となり、伝統的なハカ「カ・マテ」を披露。対するウェールズは、自陣の10メートルラインでベンチ入りを含めた23選手が肩を組み、1列に並んでにらみ付ける標準的な対応で「対抗」した。「奇襲」には打って出なかった。(菅沼遼)