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 様々な現場で深刻化する人手不足。特に危険も伴い、技術も必要な建設現場では人手不足が慢性化しています。職人を育てるため、大手ゼネコンの大林組は下請けの協力会社と協力した異例の取り組みを行い、成果も上がってきています。

会社をまたいで技能伝承

 埼玉県八潮市。大林組の社有地に2014年につくられたのが、「大林組林友会教育訓練校」だ。建設業界に入って3~5年目のとび、鉄筋、型枠の職人が1カ月、職種ごとに足場の組み立て・解体や設計図の見方、型枠の加工・組み立てなどを学ぶ。実技だけでなく、コースによってはCAD(コンピューター支援設計)操作などの講習もある。

 訓練校は、大林組と協力会社の組織「林友会」が共同で運営する。若手職人は大林組の社員から最新の技術を学べるだけでなく、協力会社のベテラン職人からも技術指導を受けられる。大林組の社員や約1千社の協力会社のベテランが若手指導で協力し合うことは、一つの協力会社の中だけで技術指導をするよりも効果的という考えだ。大林組の担当者は「ゼネコンが、自社の社員ではない協力会社の社員を育てるため、訓練校を設置し運営するのは珍しかった」と話す。

 建設業界では職人志望の若手が…

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