【動画】約300人が参加した素粒子ニュートリノの観測施設「スーパーカミオカンデ」の一般公開=山下周平撮影
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 素粒子ニュートリノの観測施設「スーパーカミオカンデ」の一般公開が2日、岐阜県飛驒市神岡町であった。改修工事の影響で、一般公開は2年ぶり。抽選で選ばれた約300人が、はるか遠い宇宙での出来事を見つめる壮大な科学のロマンに浸った。

 スーパーカミオカンデは地下1千メートルに設置された直径、高さ約40メートルの検出器を不純物を除いた5万トンの水で満たし、ニュートリノを観測する。1996年に観測を開始し、「ニュートリノ振動」を発見したことで、東京大学宇宙線研究所の梶田隆章所長がノーベル物理学賞を受賞した。

 この日、参加者はドーム状の空間でスタッフから研究の方法を聞き、検出器で使う水を濾過(ろか)する装置などを見学。「みなさんの足元が検出器ですよ」との説明に歓声が上がった。

 地元神岡町から参加した関屋純子さん(62)は「検出器の上に立つことができて感激。またすごい発見をしてほしい」と話した。(山下周平)