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「少しの工夫でなくせる死がある」 社会医学者の訴え

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新谷(しんや)千布美
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滋賀医科大学社会医学講座教授・一杉正仁さん(50)

 事故や事件といった「突然の死」と向き合ってきた。「死因が明らかになれば、遺族は突然亡くなったその人の『最期』を知ることができる。再発を防ぐ方法を考えるきっかけでもあります」

 公募に応じ、滋賀医科大学(大津市)の教授となって今年で6年目。専門は社会医学だ。犯罪に関わる法医学に加え、交通事故や災害の対策、家族を突然亡くした遺族に寄り添った心のケアにもあたる。

 犯罪に関係、疑いがある遺体…

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