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 サッカーJ2のV・ファーレン長崎は3日、高田明社長が来年1月1日付で退任すると発表した。高田氏は通販大手ジャパネットホールディングス(HD)の創業者。前年度決算で1億円の赤字を抱えるなどクラブの経営危機が表面化した2017年4月、社長に就任した。

 経営面で高田氏は、クラブを長男・旭人氏が社長を務めるジャパネットHDの完全子会社にするなど立て直しを進めた。成績面では同年のJ2で2位となり、クラブ初のJ1昇格を果たした。今季は再びJ2に降格し、「1年でJ1復帰」を目標に掲げていた。3日の試合に敗れて8位以下が確定し、J1昇格の可能性が消滅した。

 高田氏はクラブを通じ「スポンサー、行政、県民、ファン・サポーターの皆様のおかげで、V・ファーレンもなんとか自立できるところまでこられたのではないか。サッカーを通して、多くの人たちと『夢』を共有できたことに心から感謝しています」などとコメントを出した。15日に記者会見を開き、理由などを説明する。

 ジャパネットHDは昨年、長崎市中心部にサッカースタジアムを建設する計画を発表。工費は、ホテルやマンションなど周辺施設を合わせ、500億円超を見込む。V・ファーレン長崎のホームとして、2023年のシーズンに間に合わせることをめざしている。(中川壮)