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 大阪市立美術館(天王寺区)で「仏像 中国・日本」展が開かれている。国の違いはもとより、時代や地域ごとに異なる容貌(ようぼう)を見せる仏たち。その豊かな多様性に、今更ながら驚かされる。

 日中それぞれで独自の変遷を遂げた仏像彫刻の流れをたどる企画だ。顔かたちひとつとっても、角張ったお顔や丸いお顔、長細いお顔、笑みを浮かべる仏もいれば、虚空を見つめる深遠な表情もあって千差万別だ。

 たとえば、大唐帝国で作られた十一面観音菩薩(ぼさつ)立像(山口・神福寺)。すらりとした肢体に施された装飾は病的なまでに細密で、鋭く高度な技巧がさえ渡る。対して、同じ十一面観音菩薩立像でも大阪・長圓寺の平安期の作は、わずかに腰をひねってちょっと小太りな少年のよう。

 居並ぶ仏たちを見比べてみれば…

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