[PR]

 政界では「下戸」で知られる菅義偉官房長官が4日、視察先の鳥取県境港市の酒造メーカーで日本酒を試飲して輸出拡大をアピールした。外国人に人気だという銘柄に舌鼓を打ち、「日本酒は大変な可能性がある」と強調。安倍政権が取り組む農産品の輸出拡大策の一環として、日本酒のブランド化や販路拡大を支援する考えを示した。

 菅氏は酒造メーカーで、スパークリング日本酒やカクテル仕様の日本酒といった、同社が外国人の趣向に合わせて開発したという商品について説明を受けた。その後、「せっかくなんで」と言って試飲に挑戦。ワイングラスに注がれた日本酒に口をつけ、「日本酒という感じがしないよね」と表情を緩めていた。

 試飲後、菅氏は記者団に「日本酒の高付加価値化とそれに応じた価格設定、ブランド戦略が必要だ」と強調。外国向けの新商品開発を支援すると同時に、海外のバイヤーに訪日してもらい、政府としても日本酒の売り込みを積極的に後押しする考えを示した。

 国税庁によると、日本酒の2018年の輸出金額は約222億円で前年比19%増。9年連続で過去最高を記録している。(安倍龍太郎)