家庭での太陽光発電を優遇する制度が今月から順次終わる。これまで比較的高い値段で余った電気を電力会社に売ることができたが、制度の期間が終わると値段が下がる。今後は電力会社への売電のほかに、自分が消費することも選択肢になる。それぞれのメリットを見てみると――。

 固定価格買い取り制度(FIT)は再生可能エネルギーの普及のため、10年間は電力会社が家庭で余った電気を高い値段で買い取ってくれる仕組み。2009年11月に前身の制度が始まり、今月から対象から外れる家庭が出てくる。「FITを卒業する」という意味で「卒FIT」と呼ばれることがある。

 資源エネルギー庁によると、年内だけで53万件、来年以降23年までに計165万件が卒FITになる。卒FITの家庭には電力会社から数カ月前に「期間終了」の通知が届く。

 卒FITには大きく分けて二つの選択肢がある。

 ひとつは電力会社に電気を売る…