[PR]

 熊本県の天草広域連合消防本部が、集中豪雨などの大規模災害に対応するため、最新鋭の機器を使って人命救助にあたる高度救助隊を新たに発足させた。5日、天草市本渡町の同消防本部で発隊式があった。

 高度救助隊は人命救助に特化し、救急救命士や救助の専門教育を受けた20~40代の17人の隊員で編成。政令指定都市や中核市などに設置が義務づけられており、県内では熊本市に続いて2番目の設置。天草市のように自主整備したのは九州地方では初めて。

 発隊式では、中村五木市長が「高度救助隊の発足は天草地域の安心・安全に大きく寄与すると期待している」と訓示。隊員らは、洪水災害を想定し、孤立した被災者をはしごを使って崖上に避難させる訓練を披露した。

 このほか、倒壊した建物の中で要救助者の有無を確認できる「電磁波探査装置」をはじめ、配備された最新鋭の機材の機能を市長に説明した。式後、山下誠隊長(45)は「県内外で発生する大規模災害の被災地にいち早く駆けつけ、救出救助にあたりたい」と話していた。(大矢雅弘)