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 イランと米国が断交するきっかけとなった在テヘラン米大使館人質事件の発生から4日で40年となった。当時、大使館報道官で人質となったバリー・ローゼンさん(75)が朝日新聞の取材に応じ、「銃を突きつけられ、『処刑する』と脅された」と恐怖の記憶を語った。一方、イランに「最大限の圧力」をかけ続けるトランプ政権の政策で「両国関係は最悪になった」と懸念を示した。

 ローゼンさんはニューヨーク・ブルックリンのユダヤ人の家庭の出身。幼少の頃から百科事典でイランの文化にあこがれた。大使館職員になる前、米国際ボランティア機関「平和部隊」の一員として1967年から2年間、テヘランで英語を教え、ペルシャ語を学んだ。

 「イランの人々は温かく、日本人のように礼儀正しかった。イランに恋に落ち、第二の故郷になった」。帰国して10年後、専門知識を買われ、大使館職員に任用された。79年2月、革命指導者ホメイニ師が革命政府を樹立し、親米のパーレビ王政を打倒。その頃、妻と3歳と0歳の子どもを残し、単身赴任した。

 11月に米国がパーレビ元国王…

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