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 米軍岩国基地(山口県岩国市)所属の戦闘機部隊で、訓練中に手放しで操縦したり、飛行中に読書したりするなどの規律違反が横行していたことがわかった。米海兵隊がまとめた調査報告書や防衛省への取材で明らかになった。

 同部隊では2018年12月、高知県沖でFA18戦闘攻撃機と別の部隊のKC130空中給油機が夜間訓練中に接触し、6人が死亡する墜落事故が発生。これを機に調査報告書がまとめられ、今年9月、米側から日本政府などに報告された。

 報告書や防衛省によると、同部隊では訓練中の手放しの操縦や飛行中の読書、自撮りなどの規律違反が横行していたという。また、報告書には16年4月、沖縄県嘉手納町沖でFA18がKC130と接触事故を起こしたことも触れられていたが、それまで日本側には報告されていなかった。

 調査後、米海兵隊は、同部隊の隊長ら4人を更迭したという。

 河野太郎防衛相は5日の会見で「事故の通報がなかったのはルール違反だ。きちんと対応が取られていれば、その次の(高知などの)事故につながらない手立てが打てた」と指摘。米側に改めて説明を求める考えを示した。