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 5日のニューヨーク株式市場は、米景気の底堅さを示す経済指標や米中通商協議の進展への期待感を手がかりに、主要企業でつくるダウ工業株平均が続伸し、2日連続で史上最高値を更新した。終値は前日比30・52ドル(0・11%)高い2万7492・63ドルだった。

 ハイテク株が多いナスダック市場の総合指数もわずかに上昇。同1・48ポイント(0・02%)高い8434・68で引け、やはり史上最高値を更新した。

 米サプライ管理協会(ISM)が5日発表した10月の米非製造業の景況感を表す指数は54・7と前月より2・1ポイント改善。市場予想も上回り、米景気後退への懸念が和らいだ。米中通商協議をめぐる「第1段階の合意」に向け、米国側が発動済みの制裁関税の一部解除を検討しているとの報道もあり、摩擦緩和への期待も高まった。

 米経済の先行きに強気の見方が出たことから、米長期金利が上昇。外国為替市場ではドルを買って円を売る動きが強まり、円相場は1ドル=109円台前半まで円安ドル高が進んだ。午後5時(日本時間6日午前7時)時点では、1ドル=109円12~22銭と前日同時刻より59銭の円安ドル高。(ニューヨーク=江渕崇)