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 若者はなぜ渋谷だけで馬鹿騒ぎするのか――。一橋大の学生13人は、そんなテーマでこの1年、ハロウィーンの研究を続けてきた。無縁だったはずの渋谷ハロウィーンに2年続けて身をゆだねた「品行方正」な学生は、そこにある変化を感じ取っていた。

 10月31日深夜。記者は、指導した松井剛教授やゼミの学生と渋谷の街にいた。

 渋谷駅付近は仮装した若者たちで混み合い、ものものしい警備が続いていた。文化村通りや道玄坂は警備車両でふさがれてすべての車両が通行止めになり、スクランブル交差点では機動隊員が笛で横断者を誘導している。

 あまりの人の多さに圧倒されたが、ゼミ生の吉原なつめさん(22)は「今年は人が少ないですね」。昨年は満員電車並みに混雑しており、センター街に入れなかったという。

 路上や公園での飲酒を禁止する渋谷区の条例ができて、初めて迎えた今年のハロウィーン。センター街では、警備員や警官たちの「進んで」「立ち止まらないで」という声が響く。

 吉原さんによると、昨年はあちこちで互いに写真を撮りあう人たちの姿があったが、今年は少ないという。一方、「去年と比べて外国の人が増えた気がする」という。

 自らを「品行方正で真面目に生…

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