拡大する写真・図版今年のハロウィーン。混雑する渋谷スクランブル交差点=2019年10月31日午後9時29分、東京都渋谷区、山本裕之撮影

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 若者はなぜ渋谷だけで馬鹿騒ぎするのか――。一橋大の学生13人は、そんなテーマでこの1年、ハロウィーンの研究を続けてきた。無縁だったはずの渋谷ハロウィーンに2年続けて身をゆだねた「品行方正」な学生は、そこにある変化を感じ取っていた。

 10月31日深夜。記者は、指導した松井剛教授やゼミの学生と渋谷の街にいた。

 渋谷駅付近は仮装した若者たちで混み合い、ものものしい警備が続いていた。文化村通りや道玄坂は警備車両でふさがれてすべての車両が通行止めになり、スクランブル交差点では機動隊員が笛で横断者を誘導している。

拡大する写真・図版渋谷の町を歩く一橋大学の松井剛教授(手前右から2人目)とゼミ生の吉原なつめさん(同1人目)

 あまりの人の多さに圧倒されたが、ゼミ生の吉原なつめさん(22)は「今年は人が少ないですね」。昨年は満員電車並みに混雑しており、センター街に入れなかったという。

 路上や公園での飲酒を禁止する渋谷区の条例ができて、初めて迎えた今年のハロウィーン。センター街では、警備員や警官たちの「進んで」「立ち止まらないで」という声が響く。

拡大する写真・図版昨年のハロウィーン。警視庁が厳戒態勢を敷く中、渋谷のスクランブル交差点を大勢の人が行き交っていた=2018年10月31日午後7時57分、東京都渋谷区、恵原弘太郎撮影

 吉原さんによると、昨年はあちこちで互いに写真を撮りあう人たちの姿があったが、今年は少ないという。一方、「去年と比べて外国の人が増えた気がする」という。

 自らを「品行方正で真面目に生…

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