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 ソフトバンクグループ(SBG)が6日発表した2019年9月中間決算(国際会計基準)は、本業のもうけを示す営業損益が155億円の赤字になった。前年は1兆4207億円の黒字だった。投資先企業の評価額が激減したためで、中間決算での営業赤字転落は、04年以来15年ぶりとなる。SBGは携帯電話事業からファンド事業に手を広げて投資会社としての色彩を強めてきたが、投資先の経営悪化で一気に損失が拡大した。

 グループ全体の売上高は前年同期とほぼ同じ4兆6517億円、純利益は同49・8%減の4215億円。保有する中国の通販大手アリババ株の売却益を営業外で約1・2兆円も計上した効果が大きい。

 特に直近の業績悪化が著しく、7~9月期ではファンド事業で9702億円もの営業損失を計上、この四半期だけでグループ全体の営業損失は7043億円に達した。

 都内で6日午後に記者会見したSBGの孫正義会長兼社長は、「今回の決算の発表内容はボロボロでございます。真っ赤っかの大赤字。3カ月の四半期でこれだけの赤字を出したのは創業以来のことではないか。台風というか、大嵐だ」と語った。

 営業赤字を招いたのは、17年に事業を開始したソフトバンク・ビジョン・ファンド(VF)などのファンド事業だ。この中間期でのファンドの投資先の評価損失は5379億円に達した。ファンドが投資していた米シェアオフィスのウィーワークや配車大手ウーバーの企業価値が急落。前年中間期はファンド事業で6324億円もの営業利益を稼いでいたが、今期は一転して5726億円の営業赤字となった。

 ウィーワークを巡っては今夏以…

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