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 台風19号で水や泥につかった古文書や書画などを救出・再生しようと、歴史研究者らでつくるNPO「宮城歴史資料保全ネットワーク」が奔走している。地域や家族の記憶を伝える歴史資料の存在は、人々の復興を後押しするはず――。研究者はそう呼びかける。

 宮城資料ネットは2003年、県北部連続地震を契機に発足。大学の教員や市民ボランティアが、東日本大震災などの被災地で活動してきた。今回の水害でも自治体や個人の依頼を受け、各地に出向いている。

 涌谷町では、涌谷伊達家の家臣だった旧家の倉庫が浸水し、木箱の中の文書がびしょぬれになった。家の歴史を記した「家記」や葬儀の香典名簿、江戸期とみられる「太平記」の版本などがあり、武士の暮らしぶりが伝わってくる。

 東北大災害科学国際研究所(仙…

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