[PR]

 日本酒を造る技術の向上を目的に東海地方の日本酒の出来栄えを競う「酒類鑑評会」の表彰式が6日、名古屋国税局であった。75の業者が出品した吟醸、純米、本醸造の237点から78点が優等賞に選ばれ、成績上位の3酒蔵が代表で表彰された。

 鑑評会は68回目で、同国税局の鈴木崇・鑑定官室長が「記録的猛暑で米が固くなり扱いが難しかったが、逆境を乗り越え、良質なものが多かった」とあいさつ。吟醸酒は英君酒造(静岡市清水区)の「英君」▽純米酒は土井酒造場(静岡県掛川市)の「開運」▽本醸造酒は舩坂酒造店(岐阜県高山市)の「飛騨の甚五郎」が代表で表彰された。

 英君酒造の望月裕祐社長(55)は「1月に突然寒気が来て外の冷たい空気で仕込むことができ、甘み、うまみ、酸味のバランスが取れた」。舩坂酒造店の杜氏(とうじ)の平岡誠治さん(56)は「昨シーズン飛驒地方は雪が少なく、温度に変化があり難しかったが、天気図を見ながら変化に対応した」と振り返り、「米のうまみを最大限に引き出せた」と受賞を喜んだ。

 優等賞の銘柄はラベルなどに受賞歴を表記できる。日本酒の海外輸出も念頭に英語の賞状も手渡された。(村上潤治)