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 今年4月、10歳でプロ入りした仲邑菫初段。日本棋院が始めた「世界に通用する」エリート養成枠の第1号として大きな期待を背負う中、この半年あまりで10勝5敗の成績を残している。史上最年少棋士の現状を、他のプロたちはどうみているのか。

後半に「公式戦成績一覧」を載せています。デビュー以来の星取表で成長をたどります。

同期で10勝一番乗り

 「勝ててうれしい」

 7日夕、大阪市北区の日本棋院関西総本部であった十段戦の予選。種村小百合二段(38)を破り、詰めかけた記者に笑顔を見せた。あまり意識していなかったという公式戦10勝目。「思ったより早かった?」との問いかけに、「そうですね」とうなずいた。

 仲邑初段は、仲邑信也九段(46)の一人娘。7歳でソウルに渡って修業し、8歳で現地の全国学生囲碁大会(小学生低学年の部)に優勝。韓国棋院のプロ候補生にもなった。

 活躍に目を付けた日本棋院は、特段の才能が見込まれる小学生を、現役の7大タイトル保持者らの3分の2以上の賛成があれば、従来の成績本位の試験手続きを省いて特例でプロにする「英才特別採用推薦棋士」枠を新設。史上最年少の10歳0カ月、小5でプロ入りした。

 将棋の世界では、2017年に14歳の藤井聡太四段(現在は七段)が、デビュー戦から負けなしの公式戦29連勝を達成。仲邑初段は10歳とはいえ、採用に賛成した井山裕太四冠(30)らが「衝撃的」「天下を狙える」などと、その実力を絶賛したこともあり、同様の活躍を期待する声もあった。

 だが、デビュー戦で同期の大森…

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