拡大する写真・図版 クルックフィールズで提供するメニューの一例。有害駆除されたイノシシや鹿の肉を加工したハムやソーセージのほか、水牛のチーズや自家配合の餌を食べて育った鶏の卵などが盛られている=2019年7月、森泉萌香撮影

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 千葉県木更津市にこの秋、有機野菜の農場や地産地消のレストラン、駆除されたシカやイノシシの肉を加工する施設を備えた複合施設ができた。仕掛けたのは、音楽プロデューサーの小林武史さん。「持続可能な暮らし」を伝える狙いがあるこの施設、オープン前に立て続けに襲いかかった台風からも教訓を得たのだという。

 施設の名前は「KURKKU FIELDS」(クルックフィールズ)。

 小林さんは環境問題に取り組む非営利団体「ap bank」を2003年、坂本龍一さんやMr.Childrenの桜井和寿さんとともに立ち上げ、東日本大震災の被災地では食と音楽とアートの祭典「リボーン・アート・フェステイバル」を続けている。

 社長を務める「KURKKU」(東京)でレストランやフードストアを経営する傍ら、10年からクルックフィールズの準備を続けてきた。「持続可能性」を可視化し、循環型の農業やエネルギーシステム、食やアートなどを通して多角的に社会に問いかけたいとの思いからだ。

 施設があるのは、雑木林を開拓した30ヘクタールの農地だ。農場やレストラン、肉の加工施設があるだけではない。電力は太陽光発電で賄い、上下水道の代わりに自然の浄化システムを使う。施設を貫くキーワードは「循環」だという。

 もともと、10月5日のオープンをめざしていた。ところが、9月に台風15号が木更津を襲った。クルックフィールズも停電に見舞われ、鶏舎の屋根が飛ぶなどの被害を受け、復旧に追われた。

 やむなくオープンをひと月先の…

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