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 正殿などが全焼した首里城(那覇市)の火災では、初期消火に有効とされるスプリンクラーが未設置だったことが、火の拡大を防げなかった一因との指摘も出ている。沖縄のシンボルだった首里城と同様、各地のランドマークとなっている城に、スプリンクラーは設置されているのだろうか。

 首里城は木造の正殿から出火し、隣接する北殿などに延焼したとみられている。消火栓や放水銃、水の幕を作って延焼を防ぐ「ドレンチャー」などが設置されていたが、屋内にスプリンクラーは未設置で、建物内の火を消し止められなかった。

 消防法は建物の用途や面積によってスプリンクラーの設置を義務づけるが、正殿は「事務所など」に分類され、地上10階以下のため、設置義務はなかった。

 文化庁は今年4月のパリ・ノートルダム大聖堂の火災を受け、国宝や重要文化財の建築物にスプリンクラー設置を勧める通知を9月に出していた。だが首里城正殿は復元施設で、文化財に指定されていなかった。

 首里城以外の城も消防法上、多くはスプリンクラーの設置義務はないとみられる。自主的に導入するにしても、配水管を建物に張り巡らせなければならないため、文化財保護の観点からも簡単ではない。

「文化財をぬらさないため」「人命守るため」

 彦根城(滋賀県彦根市)は、江…

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