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 トルコのエルドアン大統領は6日、過激派組織「イスラム国」(IS)の最高指導者だったアブバクル・バグダディ容疑者の妻を拘束していると明らかにした。同容疑者は先月、米軍の急襲作戦で死亡し、トルコ政府は5日にも同容疑者の姉を拘束したと発表していた。

 バグダディ容疑者をめぐっては、トランプ米大統領が先月27日、シリア北西部イドリブ県で米軍特殊部隊が自爆死に追い込んだと記者会見で発表していた。妻の拘束を明らかにしたエルドアン氏は首都アンカラで「トルコはバグダディ容疑者の妻を捕まえているが、大騒ぎはしない」と演説。妻が見つかった日時や場所の詳細は明かさなかった。

 姉の拘束については5日、トルコ大統領府のアルトゥン通信局長が「トルコのテロとの戦いは衰えることがない。バグダディの姉の逮捕は対テロ作戦の成功の例だ」とツイッターに投稿した。

 AP通信などがトルコ当局者の話として報じたところによると、姉は65歳で、トルコが実効支配するシリア北部の町アザズの近郊で4日夜、夫らとともにいるところを発見されたという。姉がバグダディ容疑者やISのことをどの程度知る立場にいたかは不明だが、トルコ当局者は「ISに対する理解を深めることができる情報の宝庫だ」と話したという。(イスタンブール=其山史晃)