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 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズは第3戦フランス杯で前半を終え、折り返した。第1戦のスケートアメリカから全3大会を取材し、女子は今季からシニアに上がったロシア選手が3戦いずれも優勝し、その強さが際立った。4回転やトリプルアクセル(3回転半)ジャンプが得点源となり、日本勢には厳しい現実が突きつけられた。GPシリーズ後半戦を前に振り返った。

 第3戦を終え、最高得点をマークしたのは、第2戦スケートカナダで優勝した15歳のアレクサンドラ・トルソワ(ロシア)だ。フリーでは4回転ジャンプを4本組み込み、ショートプログラム(SP)3位から逆転。自身の持つ世界最高得点を更新する241・02点の演技だった。

 第1戦を制した15歳のアンナ・シェルバコワ(ロシア)はフリーで4回転ルッツを2本跳び、SP4位から逆転した。

 第3戦で勝った16歳のアリョーナ・コストルナヤ(ロシア)は、4回転ジャンプを跳ばないものの、SPとフリーで計3本のトリプルアクセルを組み込んだ。平昌五輪金メダリストで、4回転やトリプルアクセルを組み込んでいないアリーナ・ザギトワ(ロシア)に20点近い差をつけた。

 昨季から「4回転ジャンプを跳ぶロシア選手がシニアに上がってくる」と恐れられていた。その強さを目の当たりにし、日本勢は何を感じたのか。

 昨季のGPファイナルを制した17歳の紀平梨花(関大ク)は、第2戦でSP1位から総合2位とトルソワに逆転を許した。「すごい新時代だなと感じた。(フリーで)ノーミスしても届かないんじゃないか、と思った。4回転が必要な時代がきた」

 昨季の全日本女王の坂本花織(シスメックス)は第1戦でシェルバコワと、第3戦でコストルナヤと対戦した。ともに総合4位と表彰台を逃し、「ロシア選手はみんな天才だと思う。もう、生まれ持ったものが違う気がする。正直、なんか勝てる気がしないという気持ちもある」と脱帽した。

 指導者も、太刀打ちできる策を…

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