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 都市の農業が攻勢に転じている。国による街の農地の位置づけも、「宅地化すべき土地」から都市に「あるべきもの」へと変わった。住宅に囲まれた畑の一角からは、人口減少時代の日本が垣間見える。

 「やる気のある農家にとって、やりやすい時代になった」。そう話す東京都練馬区の西貝伸生さん(41)は、4500平方メートルの畑でニンジンやハクサイ、ネギなど50種類以上の作物を栽培している。五つの料理店と直接取引するほか、農協や百貨店に納めることも。「お客さんの顔が見えるから、変な物は絶対に出せません」

 東京23区の農地は約500ヘクタール。4割を練馬区が占める。西貝さんのように農家自ら耕す畑もあれば、ノウハウを学べる農業体験農園が17カ所、区画を借りる区民・市民農園が26カ所、ブルーベリー観光農園が30カ所、摘み取りのできる果樹園が8カ所ある。

「都市農業、今や財産」

 「区長になって、農業の大切さを再認識した」。そう話すのは、前川燿男(あきお)区長だ。都内38市区町でつくる都市農地保全推進自治体協議会の会長を務める。

 というのも、田畑には食糧供給…

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