拡大する写真・図版 左から高羽奈美子さん、航平君、悟さん。事件前年に自宅近くの河川敷で撮影された(1998年4月、高羽悟さん提供)

[PR]

 「今が一番幸せ」と話していた妻の命が突然奪われた。あの日、家で何があったのか――。名古屋市西区のアパートで主婦高羽(たかば)奈美子さん(当時32)が殺害された事件は13日、発生から丸20年を迎える。遺族はいまも現場となった部屋を借り続け、事件の解決を待っている。

《名古屋市西区の主婦殺害事件》 1999年11月13日午後、名古屋市西区のアパートで、高羽奈美子さんが首を刃物で刺されて亡くなっているのが見つかった。近くには長男がいたが、無事だった。玄関に残された血痕のDNA型鑑定などから、犯人は血液型B型の女と判明。

 「一歩足を踏み入れると、3人で暮らしていたときの思い出や事件当日の様子を鮮明に思い出します」

 今月上旬、夫の悟さん(63)と現場の部屋を訪れた。3DKの室内には、ダイニングテーブルや化粧台、当時2歳だった長男・航平君の小さな滑り台などが、ほぼ当時のまま残されていた。玄関には、おびただしい血の痕が残る。あの日、廊下や壁にも大量の血が飛び散っていたという。

 悟さんは当初、部屋を手放すつ…

この記事は有料会員記事です。残り1533文字
ベーシックコース会員は会員記事が月50本まで読めます
続きを読む
現在までの記事閲覧数はお客様サポートで確認できます
この記事は有料会員記事です。残り1533文字有料会員になると続きをお読みいただけます。
この記事は有料会員記事です。残り1533文字有料会員になると続きをお読みいただけます。