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 10月、茨城県で開かれた第74回国民体育大会。ホールに設けられた薄暗いステージを、スポットライトが照らす。大音量の生実況をバックに、選手たちはコントローラーを両手で握り、高速で指を動かし続ける。それに合わせ、大画面に映し出されたサッカーゲームの選手が躍動する。好プレーに、観客から拍手が湧いた。

 テレビゲームで対戦する「eスポーツ」の全国大会が、今年初めて国体の文化プログラムとして実施された。競技種目はパズル、サッカー、レーシングの三つ。サッカーゲーム「ウイニングイレブン」の少年の部には、京都府代表として京都廣学館高校(京都府精華町)の3選手が出場した。

 本戦では、北海道、島根、神奈川の代表と対戦。1勝1敗1分けで予選リーグ敗退となったが、神奈川戦で1点を決めた1年生の港雅也さん(15)は笑顔で「会場も大きくて生実況もあった。やってやるって気合が入りました」。試合後、選手たちは「次もがんばってね」と、相手チームと互いの健闘をたたえ合った。

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 同校の国体出場のきっかけになったのは、今年1月にできたeスポーツ部だ。中西紳也校長が「多様なフィールドに、生徒の活躍の場を作りたい」と創部を決めた。

 今の部員は1年生4人。平日に…

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