重度障害のれいわ議員、文科相に質問「対応バラバラだ」

寺本大蔵
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 れいわ新選組から初当選した筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の舩後(ふなご)靖彦参院議員が7日、参院文教科学委員会で初質問に立った。導入が延期された英語民間試験への障害者対応などについて、萩生田光一文部科学相に聞いた。

 舩後氏は手足を動かせず、声が出せないため、目や口の筋肉のわずかな動きと文字盤で意思を伝える。秘書1人と介助者2人が同席。介助者が文字盤を介して質問内容を読み取り、秘書が代読する形をとった。

 持ち時間は25分間。実際には45分間かかったが、文字盤を使って内容を伝える時間は含まない取り決めになっていたため、時間超過とされなかった。

 舩後氏は英語民間試験の問題をめぐり、「各試験事業者によって障害者への配慮対応がバラバラだ」と指摘。萩生田氏は「ばらつきが生じているのは事実だ。配慮が妥当か検証できる仕組みの構築を検討したい」と応じた。(寺本大蔵)

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