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 国の特別天然記念物のコウノトリ2羽が、7日午前11時25分ごろ、高知県宿毛市山奈町山田の稲刈り後の水田で確認された。高知野鳥の会の会長有田修大さん(69)が国道56号を車で走っていて見つけた。有田さんによると、近年の県内への飛来記録は単独ばかりで、複数は記憶にないという。

 2羽の両脚には、兵庫県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)が取り付けた足環(あしわ)がある。公開されている足環の色から、1羽は、3月26日に京都府京丹後市の電柱の巣で生まれた雄。もう1羽は、6月6日に豊岡市の人工巣塔(すとう)で生まれた雄とみられる。

 コウノトリは翼を広げると2メートルほどになる大型の鳥で、国内では1971年に野生種はいなくなった。

 有田さんは「高知県西南部では、6日に四万十市でも同じ個体とみられる2羽が目撃されており、まだ近くにいると思う。見つけても近寄らず、遠くから観察してください」と話している。(笠原雅俊)