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 45年前につくられ、引退間際だった天体望遠鏡に、最新のデジタル技術と人工知能(AI)を組み合わせ、天文学では「常識外」だった動画による天体観測を東京大のチームが10月から始めた。ブラックホールと中性子星といった極めて重い天体が合体する際にでる重力波の現場や、肉眼ではとらえることが難しい小さな流れ星を映し出そうと、研究者は意気込む。

 流れ星が次々と画面に現れ、消えた後に煙のような痕跡がたなびく――。2015年、長野県木曽町にある東京大木曽観測所の望遠鏡で撮ったテスト動画に、研究者たちは目を見張った。2晩で映った流れ星の数は2千個を超えた。

 今春には約8メートルの小惑星が地球をかすめる様子を発見。通信が途絶えた人工衛星が不自然に回転している様子を動画で撮影し、故障しているという断定につながったこともある。

 研究リーダーで東大天文学教育研究センター助教の酒向(さこう)重行さん(43)は「どれも動画で観測しないと見えなかった現象。これまでの天文学とは本質的に異なる、ダイナミックな宇宙の姿が見え始めた」と話す。

 望遠鏡は1974年製。レンズ…

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