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 江戸幕府の老中・田沼意次の生誕300年を記念し、牧之原市立相良小の児童らが8日、田沼が築城した相良城の発掘調査を体験した。城は田沼の失脚により完成からわずか8年で取り壊された。同小学校は城域に含まれる。

 6年生97人が小学校正門二の丸のマツ前で進む発掘調査の現場を見学。堀を掘った土を固めて小学校を取り巻く土塁が作られ、堀の底から土塁の上まで5・2メートルの高低差があったことなどを学んだ。

 その後、軍手を着け、シャベルを手に遺物を見つける作業に取り組んだ。袴田庵路(あんじ)くん(11)は志戸呂焼のすり鉢の縁を見つけた。「田沼や家臣が使ったものかも。歴史を身近に感じる」と話した。瀬戸美濃焼の茶わんのかけらを触った名波かおるさん(12)は「ざらざらしていて、今使っている茶わんと違う」。

 17日午前11時~午後2時、一般対象の発掘現場見学会もある。市史料館の学芸員が解説する。無料、申し込み不要。問い合わせは市社会教育課(0548・53・0120)。(阿久沢悦子)