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 那須岳(茶臼岳)閉山祭が8日、那須町湯本の標高約1450メートルの急な登山道であった。那須山岳救助隊や警察などの山岳関係者約50人が参加。今シーズン終了の感謝と来季の安全を祈願した。

 周辺では一昨年3月に大田原高校の山岳部員ら8人が死亡する雪崩事故があった。事故の救助に当たった山岳救助隊の高根沢修二隊長(70)は「今も雪に埋まった若者の表情が忘れられず、常に安全登山を祈っている」と話した。

 那須岳周辺を管轄する那須地区消防組合湯本分署の東泉真一署長によると、今季は登山者10人を救助し、5人を救急車で搬送した。主に骨折などだが、心肺停止状態で搬送された人もいたという。東泉署長は「那須岳の北側の約3分の2は携帯が通じず、救助に時間がかかる。そういうことも念頭に登山してほしい」と話した。(池田敏行)