[PR]

 関西電力の水田仁・原子力事業本部長代理は8日、福井県庁で清水英男・安全環境部長と面談し、9月に高浜原発のトンネル内で起きた作業員9人の一酸化炭素中毒事故と、10月に大飯原発のトンネル設置工事で作業員1人が転落、重傷を負った事故について、原因と対策を報告した。

 いずれも高浜1、2号機と大飯3、4号機の特定重大事故等対処施設の建設に向けた工事の一環。

 水田代理は高浜原発の事故について「換気が不十分で、エンジン付き溶接機から発生した一酸化炭素が滞留したのが原因と推定される」と報告、新たな送気管の設置や電気式溶接機に交換したことを説明した。大飯原発の事故は「足場から乗り出して作業しない」というルールを守らなかったのが原因と報告した。

 今後の取り組みとして、関電幹部から全作業員への注意喚起▽関電社員による現場確認などを挙げた。清水部長は「関電は定期的に現場に出向き安全意識を浸透させるべきだ」と要請した。(堀川敬部)