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 ラグビー日本代表のWTB松島幸太朗(サントリー)が8日、東京都内で報道陣の取材に応じ、計5トライを挙げたワールドカップ(W杯)日本大会を「自分のプレーを5試合通して安定して出せた」と振り返った。今後のキャリアについては「欧州のチームでできれば。レベルアップのため、厳しい環境に身を置きたい」との意向を示した。

 26歳の松島はW杯で2大会続けて全試合に出場。切れのあるステップと走りで開幕戦のロシア戦で3トライを奪うなどチームを勢いづけ、今大会4トライのWTB福岡堅樹(パナソニック)とともに「ダブル・フェラーリ」と呼ばれた。

 神奈川・桐蔭学園高卒業後、すぐ南アフリカのクラブチームに入って能力に磨きをかけた。4年後のフランス大会を見据えて更なる進化をめざす松島は、来年1月に始まるトップリーグでプレーした後、欧州のリーグに挑戦する意向だ。「どの国のリーグがいいとか、希望はない。自分のスタイルにあったチームなら挑戦したい。サントリーのようにパスの多いチームでやりたい。ワールドラグビーの年間MVPをもらえるような選手に成長したい」と意気込んだ。

 W杯ではチーム事情もあって主にWTBでプレーしたが、本職のFBにはこだわりがある。「FBで試合に出るなら、人を使う立場になる。(自分への)マークも厳しくなるので、人の使い方を学びたい」

 自身だけでなく、他の日本選手にも海外チームへの挑戦を勧める。「今大会を通して、みんなの実力が世界に分かったと思う。海外で活躍できる選手はいっぱいいるから、ドンドン出ていってほしい」。ハングリー精神を持って個々が力を伸ばすことが、ベスト8突破の原動力になると信じている。(野村周平)