[PR]

 地震や火山の防災研究に取り組む鹿児島大の研究者らによるシンポジウムが9日、鹿児島市郡元1丁目の同大学であり、約200人が耳を傾けた。

 同大地震火山地域防災センターの真木雅之特任教授(気象学)は、気象レーダーを使って火山の噴煙などを観測する手法を紹介。高く上がった噴煙の内部の灰や小石などの分布状況を知ることができる様子を観測データで示し、「降灰量や噴煙高度など、量的なデータが得られることが利点」と話した。

 同大共通教育センターの井村隆介准教授(火山地質学)は、ドローンを使った火山観測について発表。噴火口の変化や噴煙が上がるスピードなど、ドローン利用で可能になるデータの3D化で「より生々しい様子がわかる」として、「目視による観察は重要で、ドローンはその助けになる」と強調した。

 また、鹿児島地方気象台の稲葉博明次長が特別講演し、気象庁が2007年12月以降に出した火山の噴火警報・予報は、九州地方が突出して多く、そのほとんどが県内だと指摘。「気象台が出す警報や予報を的確に理解してほしい」と結んだ。(木脇みのり)